CSS3とレスポンシブ

モバイルは通信環境と画面サイズに制限があるため、ユーザビリティの観点での配慮が欠かせません。これ
は、装飾の手法に関しても同様です。そこでおすすめするのが、装飾を 画像に頼らず、 CSS3 の機能を活用することです。 ページの見栄え(デザイン)を定義するためにもともとあった CSS 規格に、 CSS3で新たな仕様が追加されました。装飾面で画像のように表現できるものがあり、表現方法や便利さから考えて、とても有益な機能です。 特に、 Google が推奨するレスポンシブWeb デザインを使用するため には、このCSS3の機能を利用しなければいけません。 なお、装飾とは異なる話になりますが、 CSS3 はHTML5 とセットで使用しなければ、いけないものと誤解している人がよくいます。HTML4.01 で 記述されていたとしても、 CSS3 の仕様を適用させることは可能です。 レスポンシブ Web デザインへの仕様変更は、別々のURL や動的な配 信と比較し、最初だけかなりの工数を要することも予想されますが、そ の後の管理は最も楽な手法です。そのため、先々は HTML 5仕様への変更も推奨したいのですが、まずは CSS 側だけでも改善して、レスポンシ ブWeb デザインに対応するとよいでしょう 。

W3Cに準拠した Webサイト

W3Cに準拠した Webサイトは、 品質基準を満たしているとともに、 検索エンジンも理解しやすいものとなります。そのため、SEOの評価項目の1つとして、HTML 、CSS 、JavaScript などすべてのファイルをきち んと精査すべきです。特に、テキストが入っている (HTML などの)ファイルについては、 SEO の中でも検索エンジンが最も重要視する 「言葉」 を内包しています。その言葉をダイレクトに響かせるためにも、また、きちんと PR するためにも、正しい記述のうえに成り立ち、なおかつ整然 としていることが求められています。 現在、 HTML の最新パージョンはHTML5となっています。 W3Cの規定の意味を理解し、 意図する通りに使用することが最適解です。以前とは異なり HTMLのみならず、 CSS やJavaScript もGoogle は 理解しています。そのため、テキストを内包するフ ァイルに軸足を置きながらも、 全体として管理していくことが重要です。

箇条書きに使うタグ

箇条書きを正しく使うことは、 SEOの近道につながります。検索エンジンの アルゴリズムは日々変化しているため、効果はその時々によ り異なりますが、ぜひ設定しておきましょう。

  •  ul タグ:箇条書きの範囲を<ul> と</ul> ではさみます。
  • ol タグ:箇条書きの範囲に連番を付けるときは、 <0l> と</ 0l>ではさみます 。
  • ⅼi タグ:箇条書きの各項目を<li> と< /ⅼi> ではさみます。

この様なコーディングの基本をきちんと使いましょう。

デザインとSEO

デザインはもちろん重要な要素です。しかし、自分自身がよいと思っていても、多くのユーザーが見にくいなら、それは誰のためのWebサイトなのでしょうか。Googleが推奨する仕様の多くのユーザーから支持される仕様になっているか考え、ガイドラインに沿ったっくりとなるようにしましょう。SEOでは、デザインよりも文章が多かったり必要な情報が掲載されているサイトが評価が高いです。

スマホの検索順位アルゴリズム

現状では、Googleはスマホ対応か否かで検索順位を大きく左右するようなアルゴリズムにしてはいません。それは、ユーザー目線で何が大切かという点を最も重んじているからです。

ではユーザーにとって、最も上位表示してほしいサイトは何か。それを端的に述べると、たくさんの情報を掲載している、疑問に答えてくれる。Googleはそれをないがしろにして、スマホ対応か否かだけで判断することはできないのです。しかし、Web市場へ大きなインパクトを与えたことにより、まずは最初のハードルをクリアできたといえます。Webサイト全体の様子をうかがいながら、理想とするアルゴリズムの変革へ、虎視耽々と、そのときを狙っているのです。もう1つ時聞をかける理由として、Googleの技術力との兼ね合いも、少なからずあると見ています。できるだけ多くのユーザーが納得できるような、また、支持を得られるような査定基準をシステムとして導入できることが前提として必要になります。

「モバイルファースト」という言葉

「モバイルファースト」という言葉は、2009年にルーク・ウロプルスキー氏によって提唱され、その後GoogleやFacebookなどのカンファレンスがきっかけとなり、広く知られるようになりました。

スマートフォンの普及が一大革命を起こし、ユーザーのフィーチャーフォン離れだけでなく、PC離れまでもが加速しています。PCとは異なり、「いつでも」「どこでも」「すぐにでも」使用できることから、もはやスマートフォンはPCの「代用品」という位置づけではなく、まったく別の、大きな存在になりつつあります。時代の涜れとともに、インターネットの使用目的や使用シーンも様変わりするのかもしれません。